当時16歳の高校生でした。
夏休みの1ヶ月間アメリカにホームステイし、日本との環境の違いに心を動かされていました。そして人間の原罪について深く考えさせられました。
人類は生きているだけで環境を破壊し、地球にとっての癌細胞だとしか思えなかった。
女の子にふられたことも影響していたかもしれません。とにかく希望が見えなかったのです。
泣きながら自転車で全力疾走し、このまま事故に遭って死んでもいいや、と思った。
自転車で走っているとき、目の前を黄色い蝶が横切り、「蝶は何の目的で、意味が在って存在するのだろうか?」とフッと思い、「生きていることそのものが目的」という考えに至った。そうすると、目の前に起こることを受け入れて存在しつづけようと決心できた。
全てを受け入れ、前に向かって生きている。