友人や知り合いもなく、
ひどく孤独でした。
たまに方言で話している会話の内容は
どうやら私に聞かれたくない話のようです。
日々、不信感とさみしさが私を襲いました。
そんな気持ちを解消するために、
東京にいる家族や友人としょっちゅう長電話をしました。
電話代が月10万円を越える時もありました。
でも、それしか方法がありませんでした。
…ある時、主人が他の女の人と一緒にいる事がわかりました。
浮気でした。しかも相手は、
当時の私より19歳も年上。
私は女性として、ひどく傷つきました。
死ぬかと悶えるほどの心の苦痛。
なによりも耐え難かったのは、
主人に「家ではパパの顔をして」と頼んでいる自分の状況が、
くやしくて、くやしくて。
そのうちに子育てをする気力すら無くなり、
半ば放棄した状態に陥りました。