卒業するまでウツ状態のまま、塾の先生を続けました。
新卒での入社も決まっていたのですが、
医者に「これ以上続けたら死にますよ」と言われ、
半年間、療養しました。
その後、塾に戻ろうとしたところ、
「メンタルを病んだ人間を、
それとわかって雇うことはできない」
と、解雇されました。
一般企業に就職したのですが、
再度体調を崩して、療養しながら仕事を続けていました。
ずっと鬱屈した感情が続くことに苦しみを感じました。
そして、たとえ元気になって仕事に戻ったとしても、
「やりたくもないことを65歳まで続けるのか」
と考えると、どんどん気力が失せていきました。
また周りの人に怒られるたび、
自分を責め、さらに苦しみは重なるいっぽう。
ある日、練炭等、死ぬための用具を買い揃えて、
自殺を計りましたが、死神にも嫌われたのか、
燃やした練炭の火が「プスッ」という音とともに
消えてしまいました。